【ジムニー辞典】ヘッドライトのカスタムをする際に注意するべき事とは!?【車検】

目次
  1. ジムニーのヘッドライトカスタムへの道
  2. ヘッドライトカスタムとは
  3. ジムニーのヘッドライトカスタムの魅力
  4. ヘッドライトカスタムの注意点
  5. ヘッドライトカスタムと車検の関係
  6. ジムニーのヘッドライトカスタム、あなたも挑戦してみませんか?


【序章】ジムニーのヘッドライトカスタムへの道

ジムニーのヘッドライトカスタムを考える際、まず理解しなければならないのが、ヘッドライトに関する法律や規制です。日本の道路運送車両の保安基準では、ヘッドライトの色、明るさ、取り付け位置などについて詳細な基準が定められています。

・ヘッドライトの色は白色であること。
・ヘッドライトは、灯器が損傷していないこと、レンズ面が著しく汚損していないこと。
・ヘッドライトは、レンズ取付部に緩みやがたきがないこと。
・ヘッドライトの照射光線は、自動車の進行方向を正射するものであること。

また、ヘッドライトの取り付け位置についても具体的な基準があります。例えば、ヘッドライトは車両中心面に対して対称の位置に取り付けられたものであること、その取付部に緩みやがたきがある等その照射光線の方向が振動、衝撃等により容易にくるうおそれのないものであることなどが求められます。

これらの基準を満たさないカスタムは、車検時に不合格となる可能性があります。また、交通事故につながる可能性もありますので、安全性を確保しながらカスタムを行うことが重要です。


【基礎知識】ヘッドライトカスタムとは

ヘッドライトカスタムとは、自動車の前方を照らすライト、つまりヘッドライトを自分好みにアレンジすることを指します。夜間の走行はもちろん、周囲に自分の車の存在を知らせるためにもヘッドライトは重要な役割を果たします。そのヘッドライトをカスタムすることで、車の個性を出すことができます。

ヘッドライトカスタムのメリットとしては以下のような点が挙げられます。

・車で自分の個性を出すことができる
・効率よく照らすことができるのでコスト削減につながる
・カラーによっては悪天候時でも明瞭に見えるものも(イエローなど)
・明るさを保ちながらも眩しすぎず、目に優しい

ヘッドライトカスタムの方法としては、HID化やLED化が一般的です。HIDは圧倒的な明るさが特徴で、夜間の走行を非常に快適にします。一方、LEDは明るさはHIDより劣りますが、寿命の長さや立ち上がりの早さなど、総合的に質の高いライトと言えます。

ただし、カスタムを行う際には以下の点に注意が必要です。

・物によっては車体に合わず不具合が出る場合がある
・安いものだと、十分な明るさが出なかったり傷がある場合も
・車検審査がしっかり通るかどうか

カスタムは専門的な知識と高い技術を必要とする行為です。自己判断で試したりすると、ライトによる熱でさまざまな事故を引き起こしかねます。また、近年は車検審査もとても厳しくなっています。少しでも知識に不安がある場合はプロにアドバイスをもらうのがベターでしょう。


【デメリット】ヘッドライトカスタムの注意点

ヘッドライトカスタムは、自分の車をより魅力的に見せるための一つの手段ですが、その一方で注意すべき点も多く存在します。

車検対応の確認: ヘッドライトのバルブを交換する際、その製品が車検に対応しているかどうかを確認することが重要です。特にLEDバルブに交換する場合、その明るさや色温度によっては車検に通らない可能性があります。

光軸の調整: バルブを交換した後、ヘッドライトの光軸が正しく設定されているかを確認する必要があります。光軸が狂ってしまうと、対向車に対する眩惑や視界の悪化を引き起こす可能性があります。また、光軸の調整は専用のテスターが必要で、自分で調整するのは難しい場合もあります。

バルブの取り付け位置: バルブを交換する際、取り付け位置が斜めになってしまうと光軸が狂ってしまう可能性があります。また、ヘッドライトユニットを取り外さないとバルブが取り出せない車種もあります。

リフレクターとのマッチング: ハロゲン用のリフレクター(反射面)とLEDバルブとのマッチングがうまくいかず、保安基準で定められた光軸からズレてしまうこともあります。

これらの注意点を理解し、適切な製品を選び、正しい方法で取り付けることがヘッドライトカスタムの成功に繋がります。自分でカスタムを行うのが難しい場合は、専門のショップに相談することをおすすめします。


【車検対策】ヘッドライトカスタムと車検の関係

ヘッドライトカスタムと車検の関係

ヘッドライトのカスタムは、自分の車を個性的に見せるための一つの方法ですが、その一方で車検という大きな壁が立ちはだかります。車検は、道路交通法・道路運送車両・自動車の保安基準による2年毎(中古乗用車の場合)の検査であり、これらの規定に違反すると車検に通らない可能性があります。

ヘッドライトのカスタムで特に注意すべきは、LEDバルブの使用です。メーカーが純正で行っているLEDカスタムは厳密な保安基準に基づいて行われているので車検にも対応しています。しかし、後から自分でカスタマイズした場合、そのLEDバルブが車検に対応した製品なのか確認する必要があります。

具体的には以下の点を確認する必要があります。

LEDバルブの色温度と明るさ: LEDバルブの色温度や明るさは、車検に通るための重要な要素です。法規制が複雑で、色温度や明るさによっては車検に通らない可能性があります。

光軸の調整: LEDバルブを使用すると、光軸が変わる可能性があります。光軸が正しく設定されていないと、車検に通らないだけでなく、対向車への眩惑や視界の悪化を引き起こす可能性があります。

ヘッドライトの状態: ヘッドライトのカバーの状態や点灯状態も車検の対象となります。特にカスタムによってヘッドライトカバーが傷ついたり、点灯状態が不安定になったりすると、車検に通らない可能性があります。

これらの点を考慮に入れ、車検に通る範囲でヘッドライトのカスタムを行うことが重要です。また、自分でカスタムを行うのが難しい場合は、専門のショップに相談することをおすすめします。


【結論】ジムニーのヘッドライトカスタム、あなたも挑戦してみませんか?

ジムニーのヘッドライトカスタム、あなたも挑戦してみませんか?

ジムニーは本格的なオフロード車として、カスタム用品も豊富で、街中では個性豊かなジムニーを目にすることが珍しくありません。しかし、カスタムには注意が必要で、特にヘッドライトのカスタムにはいくつかのポイントがあります。

眩しさの調整: リフトアップを行い車高を上げた場合、ヘッドライトの照射角度も変わります。これにより、前方の車から見るとヘッドライトが非常に眩しく感じられる可能性があります。そのため、ヘッドライトの角度調整は必須となります。

車検対応: ジムニーのカスタムは生き甲斐の一つですが、車検に通らないカスタムは避けるべきです。特にヘッドライトのカスタムにおいては、明るさや色温度など、車検基準を満たすことが重要です。

周囲への配慮: カスタム車は人の目に留まりやすいため、マナーを守り、安全で快適なジムニーライフを送ることが大切です。特にヘッドライトは夜間の視認性に直結するため、他のドライバーや歩行者に配慮したカスタムを心掛けましょう。

以上のように、ジムニーのヘッドライトカスタムは、眩しさの調整、車検対応、周囩への配慮といった点を考慮しながら行うべきです。これらを踏まえた上で、あなた自身のジムニーに最適なヘッドライトカスタムに挑戦してみてはいかがでしょうか。