「乗り味に差が出る」を体感してほしい:足回りのカスタムとは?
ジムニーをもっと楽しく快適に乗りたい!と思ったとき、まず触りたくなるのが「足回り」です。足回りとは、バネ(コイルスプリング)やショックアブソーバーなど、車の“揺れ・動き”を受け止め、コントロールする部分のこと。これを変更することで…
- 車高の調整
- 安定感のアップ
- ふわふわ/グラグラ感の解消
など、乗り心地そのものを変えることができるのです。
純正では「ふわふわして酔う」「コーナーで不安定」などの声も。そうした不満を持っているなら、足回りの見直しはとても有効です。
バネレートって何? 硬さが乗り味をどう変えるか
「バネレート」とは、簡単に言うと“バネの硬さ”。ジムニーの重い車体を4つのバネで支えるため、この硬さが乗り味を大きく左右します。
- 柔らかすぎ → 路面の凹凸をよく拾ってしまい、ふわふわ感が強くなる
- 硬すぎ → 衝撃を吸収しきれず、「跳ねる」感じや突き上げが出る
バネレートを決める主なポイントはこの2つ:
- バネ材の太さ:太いほど剛性が高く硬くなる。細ければ柔らかくなる。
- 巻き数(巻きの回数):巻きが多ければ柔らかく、巻きが少なければ硬くなる。
シーエルリンクのスタンスとしては、“純正より少しだけ硬め”をテーマにしています。街乗りでの快適性を保ちつつ、コーナーやオフロードでの安定性も確保できるバランスを重視しています。
バネとショックはワンセットで考えるべき!
バネレートを変えるだけでは、乗り味の“改善”ではなく“悪化”を招くこともあります。なぜなら、バネを硬くしたら、それに見合うショックアブソーバーの性能(減衰力)が必要だからです。
例えば:
- 硬めのバネで跳ねを抑えても、ショックが柔らかすぎるとバネの動きを制御できず、乗り心地が不安定に
- 逆にショックを強化しても、柔らかいバネだと乗り心地はふわふわのまま変化を感じにくい
ですので、ショップやメーカーが提供している「バネ+ショック」のセットを選ぶことが最も近道です。シーエルリンクでは、この組み合わせを緻密に設計して、狙った乗り味を実現できるセッティングで販売しています。
ショックアブソーバーの種類:単筒式 vs 複筒式
ショックアブソーバーには主に2種類があります。それぞれの特徴を知ると、「どの乗り味を優先するか」が見えてきます。
種別 | 特徴 | 向いている使い方 |
単筒式(モノチューブ) | オイル量が豊富/耐熱性が高い/レスポンスが良い | 高速道路・ワインディングなどハードな走りを求めるとき |
複筒式(ツインチューブ) | 構造がシンプル/伸び側(リバウンド)がとりやすい/街乗り・オフロードで扱いやすい | 街中・オフロード・悪路を織り交ぜた使い方 |
シーエルリンクが目指す“理想の乗り味”とは?
シーエルリンクが足回りを設計・提案する際に重視しているポイントは次の3つです:
- オフロードでの走破性 – 悪路でもしっかりグリップし、車体が暴れにくい
- ワインディングでの安心感 – コーナー時に車体がグラつかず、ドライバーに安定感を与える
- 街乗りでの快適性 – 日常の信号・段差・路面の細かい振動にうまく対応できること
これらを満たすため、シーエルリンクの足回りセットは、
- 少し硬めのバネ
- 複筒式ショック
- 街乗りとオフロードの両方でバランスが取れる減衰セッティング
として開発しています。
最後に:まずは自分の「理想の乗り味」を考えてみよう
あなたが次にクルマに求める乗り心地はどんなものですか?
- 「街中で快適、でも山道も安心」
- 「悪路での安心感重視」
- 「スポーティな走りを楽しみたいけど普段使いもする」
まずはこの「乗り味の方向性」を決めることが、足回りカスタム成功の鍵です。
その上で、バネレート・ショックの種類・セットセッティングなどを検討すれば、後悔の少ない選択ができます。
もしリフトアップをご検討中の方は是非シーエルリンクにご相談ください。